年末年始で、高速道路をご利用になられた方も多いのではないでしょうか。
NEXCOは、年末年始の高速道路交通状況(速報)を発表しました。
全国版として、
・ 年末年始期間の平均日交通量は36,300台で、昨年度の同時期と比べ103%
・ 10km以上の渋滞回数は144回で、昨年度の同時期(124回)と比べ116%
と、昨年を上回る交通量と混雑状況となりました。
高速道路で渋滞時には、電光掲示板をよくご覧になられたのではないでしょうか。
高速道路の電光掲示板の三角マークとは?
電光掲示板は、ドライバーに走行している道路の交通状況を教えてくれます。
その掲示板に時々、「三角形のマーク」が表示されることがあります。赤色の三角形や、緑色の三角形など目にされた方も多いのではないでしょうか。
これらの三角の表示によって、渋滞の傾向を把握することができます。
赤い三角マーク
渋滞や事故の状況などの道路情報とともに掲示板の右下に、左側が尖った「赤い三角マーク」が表示されることがあります。
この赤い三角は、その渋滞が増加傾向にあることを示しています。これを見てドライバーは「通過にかかる時間がさらに伸びる」と判断することができます。
緑の三角マーク
赤色ではなく緑色の三角マークが表示されることがあります。赤い三角形とは逆向きで左側が尖った「緑の三角形」、こちらは渋滞が減少していることを教えてくれるサインです。
これによりドライバーは、赤い三角マークを見つけたら「渋滞が増えているから、高速を降りて一般道を選んだ方が良いかもしれない」とか、緑の三角だから「渋滞が減っているなら、このまま進もう」といった判断ができるようになります。
この三角マークは、首都高速道路では2006年から、阪神高速道路では2011年から導入されています。また、NEXCO東日本などでも導入されています。
目的地にスムーズに到達するためには、渋滞情報を早く知ることが大切です。そのためにも、電光掲示板の三角マークを覚えておくと便利です。
なおNEXCO中日本の場合は、渋滞増加時には赤い三角マークが表示されますが、渋滞が縮小傾向にある場合は何も表示されないなど、地域の道路状況によって異なる場合があります。