政府は、2024年4月末で終了する予定だったガソリンなどの燃料価格の高騰を抑えるための補助金について、その期限を延長する方向で検討していることが分かりました。段階的な縮小を視野に入れ、延長の期間は夏ごろまでとして調整される予定です。
ガソリン補助金は、原油価格の急激な上昇が生活や経済活動に与える影響を緩和するための対策で、全国平均ガソリン価格が一定の価格を超えた場合に、政府が燃料油元売りに補助金を支給する制度です。これにより政府はレギュラーガソリンの全国平均価格を1リットルあたり約175円に維持してきました。
現在の補助金は、1リットルあたり約20円ほどです。もし補助金がなければ、価格は200円近くまで上がると予想されています。
今後いつまで石油の価格高騰が続くのかは見通しがついていません。ガソリン補助金の延長は、負担軽減につながる半面、国の財政負担が増しているのが現状です。