一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、毎年「4月8日タイヤの日」と定め、タイヤの安全に関する啓発活動を実施しています。今年も4月8日のタイヤの日にちなんで実施したタイヤ点検の結果が発表されました。
「タイヤの日」とは
タイヤ業界で、2000年に「4月8日タイヤの日」が創設されました。
春の全国交通安全運動が実施される4月、輪(タイヤ)のイメージから8をとり、「4月8日タイヤの日」と定められました。
参考元:一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)
(https://www.jatma.or.jp/tyre_user/tyreday.html)
2024年「4月8日タイヤの日」タイヤ点検結果
4月4日〜18日にかけて全国6ヵ所でタイヤ点検が実施されました。
乗用車系59台、貨物系8台、特種車1台の合計68台を点検し、その内22台(32%)がタイヤの整備不良という結果になっています。
主な整備不良の内容
整備不良の内容は、ほとんどが「空気圧不足」でした。
空気圧不足は、安全走行に影響し、自動車燃費に悪影響を及ぼします。そのため、空気圧不足の車に対してはその場で空気を補充しつつ、ドライバーに対して日常点検(空気圧管理)の実施を依頼しました。
参考元:一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)
(https://www.jatma.or.jp/safety_technology/tyreinspection.html)
空気圧不足の危険性
車の空気圧不足は、様々な問題を引き起こす可能性があります。
- ・ バーストのリスク
空気圧が不足したタイヤは、バーストするリスクが高くなります。バーストすると、ハンドル操作が不能になり、重大な事故につながる可能性があります。 - ・ 燃費の悪化
空気圧が不足したタイヤは、燃費が悪くなります。 - ・ ハンドリング性能が低下
空気圧が不足したタイヤは、ハンドリング性能が低下し、車をコントロールしにくくなります。 - ・ タイヤの寿命が早まる
空気圧が不足したタイヤは、摩耗が早くなり、寿命が縮みます。
毎月1回のタイヤ点検を
タイヤは、車の唯一の接地面であり、安全運転には欠かせません。タイヤは消耗品であり、定期的な点検・整備が必要です。タイヤの空気圧は運転しなくても自然に抜けていきます。車の空気圧は、毎月1回点検・調整することが推奨されています。
ガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで空気圧の測定ができるので、この機会にタイヤの空気圧チェックをお願いします。