NEXCO中日本東京支社は、東名高速道路の慢性的な渋滞緩和を目的として、大和トンネル付近の橋を拡幅して、付加車線を設置する工事が11月から実施されます。この工事により、付加車線を設置し交通容量を増やすことで、渋滞の緩和を目指します。
横浜町田IC(インターチェンジ)~海老名JCT(ジャンクション)間の大和トンネル付近は、1日平均14万台の交通量を誇る日本有数の交通集中区間であり、慢性的な渋滞が発生しています。この問題解決のため、これまでにも渋滞対策を実施している箇所です。今回の工事では、大和高架橋、小田急高架橋、大東橋の拡幅と付加車線の設置を行い、交通容量の増大を図ります。
渋滞緩和を目指した工事
- ・ 工事区間: 東名高速道路 大和トンネル付近
- ・ 工事内容: 橋を拡幅、付加車線設置
- ・ 工事期間: 2024年11月9日~2029年3月下旬(約4年半)
(NEXCO中日本)
工事は3段階で実施されます
・ 第1段階(2024年11月9日~2026年2月下旬): 下り線の路肩側の橋を拡張。
(NEXCO中日本)
・ 第2段階(2026年5月上旬~2027年12月下旬): 上下線の中央部の橋を拡張。
(NEXCO中日本)
・ 第3段階(2028年3月上旬~2028年12月下旬): 上り線の路肩側の橋を拡張。
(NEXCO中日本)
各段階において、現在の車線数(6車線)は確保されますが、工事区間内では車線幅が3.6mから3.25mに狭くなる箇所があるため、渋滞の発生が予想されます。
工事による影響
本工事の実施に伴い、下り線の大和トンネル付近を先頭に発生している渋滞が、現在平均約10kmのところ、約1km程度延伸し、所要時間が約5分増加すると予測されています。ピーク時間は平日18時頃、休日9時頃および18時頃と見込まれます。また、年間の渋滞発生日数は約60日増加する可能性があります。
東名高速道路の大和トンネル付近の拡幅工事は、長期にわたる工事となりますが、完成すれば渋滞の緩和が期待されます。
参考元:NEXCO中日本
(https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/6110.html)