政府の経済対策の原案が23日、判明。高速道路の通勤時間帯を対象にした割引を、毎日24時間に拡大する方針を掲げ、2024年4月から全国で試行し、26年度の本格導入を目指すことが明らかになりました。
通勤時間帯割引とは
混雑する一般道を緩和するための割引措置です。
現在、高速道路の通勤時間帯割引は、東京、大阪の大都市近郊区間を除く地方で平日朝6時から9時と、夕方5時から8時の通勤時間帯にETCを搭載した車両などを対象に割引を行っています。
通勤時間帯割引拡大の背景
今年4月から北陸自動車道の石川県内で、ETC車限定の平日朝夕の割引を拡大し曜日や時間帯に関わらず割引措置を受けられるよう試験導入しました。
これにより政府は、新型コロナウイルス渦でテレワークの普及や、出勤時間帯の変化などにより曜日や時間にとらわれず働く人が増えていることを踏まえ、多様化する働き方への対応として全国展開が必要と判断しました。高速3社と協議し全国での普及を目指します。
東京や大阪など、大都市近郊の区間は引き続き対象外になる見込みです。