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  • 【ガソリン補助金】年内継続へ、物価高対策

    ガソリン補助金、年内継続へ

    岸田首相は2024年6月21日の記者会見で、ガソリンや灯油など燃油価格の高騰を抑えるための「ガソリン補助金」を、年内に限り継続すると表明しました。

    物価の高止まりに対して、地方経済に即効性の高いエネルギー補助を実施すると表明し、電気・ガス料金についても、「酷暑乗り切り緊急支援」として、8〜10月の3ヶ月分を補助するとしています。

    ガソリン補助金とは

    ガソリン補助金は、原油価格高騰によるガソリン価格上昇の影響を国民生活や経済活動にできるだけ抑えるために設けられた、暫定的な措置です。ガソリン価格が全国平均で1ℓあたり170円を超えた場合、最大5円の補助金を石油元売りに支給し、ガソリン価格の抑制に繋げるという仕組みです。2022年1月に開始されたガソリン補助金は、当初2022年4月末までの期間限定でしたが、その後7度も延長を繰り返し継続されてきました。

    岸田首相は「補助金は、脱炭素の流れに逆行することもあり、いつまでも続けるべきものではない」と言及しつつも、年内に限り継続する方針を明らかにしました。
    このような対策が必要な理由として、日本のエネルギー構造の脆弱性にあると強調しています。