国土交通省は2023年12月22日「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針（案）」を発表しました。

阪神高速道路で、

・ 上限料金を普通車「1320円から1950円」に引上げ
・ 大口・多頻度割引の拡充（最大45％に拡充）
・ 深夜割引の導入（20%割引）
・ 都心迂回割引の導入

などを実施することを盛り込んだ「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針（案）」が発表されました。

2022年4月に改定された首都高速の改定とほぼ同じ内容となっています。

上限料金を引上げ

2017年の料金体系変更で設定した激変緩和措置として導入されていた上限料金が、普通車で1320円でしたが、530円引き上げられて、1950円となります。

国土交通省プレスリリース

大口・多頻度割引の拡充

ETCコーポレートカードを利用している大口・多頻度利用者向けの、「大口・多頻度割引」が拡充され、割引率を最大35%から最大45%へ拡充されます。

国土交通省プレスリリース

深夜割引の導入

渋滞緩和を目的に交通量の少ない深夜の利用を促進するために、深夜割引（20%）が新たに導入されます。午前0時から午前4時までの間に入口料金所を通過した場合に割引が適用となります。

国土交通省プレスリリース

都心迂回割引の導入

大阪・神戸都心迂回割引

都心を迂回する利用が料金面で不利にならないよう、起終点間の最短距離を基本に料金を決定する都心迂回割引を導入されます。

国土交通省プレスリリース

国土交通省プレスリリース（https://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001734.html）

意見募集

日本高速道路保有・債務返済機構（https://www.jehdra.go.jp/toiawase.html）では、本案に対して意見を募集しています。

意見募集期間:令和5年12月22日(金)～令和6年1月5日(金)

意見書は、ホームページまたは郵送で受け付けています。